言の葉大賞を知る審査員からのメッセージ

佐藤 典司

佐藤 典司一般社団法人 言の葉協会 代表理事 /
立命館大学教授 前経営学部長

私たちの日々の暮らしの中では、いろいろなことが起こります。うれしいこと、悲しいこと、驚くようなこと、すぐに忘れてしまうような小さな出来事もあります。大切なことは、そうしたさまざまな事がらを、どう受け止めるかということです。
そして言葉こそ、その自分なりの受け止め方をかたちづくり、さらにそれを明日に生きていくための糧(かて)としてくれるものです。
言葉を大切にすることは、みなさんの未来を創ることなのです。

柿本 新也

柿本 新也言の葉大賞実行委員長 /
柿本商事株式会社代表取締役

みなさんは今の私たちの生活がどのように生まれたかわかりますか?
人類の歴史において様々な発明がされてきました。では、そのような発明はどのように生まれてきたのでしょう。実は、有名な発明品の多くは手書きを通して作られました。
言の葉大賞を通してみなさんも手書きをし、ゆっくりと言葉を選び考える。そんな時間を大切にしながら自分の考えを引き出し、みなさんも書く楽しみを感じてください。

小幡 眞吾

小幡 眞吾一般社団法人 言の葉協会 専務理事

テーマに沿って自分の考えを掘り下げ、読み手がいることを前提に手書きで文章を書く、という行為はきっとあなたに新鮮な経験をもたらすでしょう。
1年に1度で良いからじっくり自分を見つめ直す。頭の中でもやもやしていた自分の思い、それが原稿用紙の作品となるとき、その完成へのプロセスこそがあなたを成長へと導きます。
あなたの作品を審査員全員が待っています。

佐藤 薫

佐藤 薫一般社団法人 言の葉協会 理事 /
コーチャンフォーグループ 株式会社リラィアブル 副会長

あなたのこれからの人生で立ち止まってしまう時や、無理にでも動き出さなくてはいけない時は必ず来ます。そんな瞬間に支えになるのは、自分がかつて何を考えて何を記録に残したかという文章です。
自分が感じたことや決意したこと、優しい気持ちや悲しい気持ち。
一つ一つを客観的に捉えることができる、言葉というのは素晴らしいツールです。
素直な気持ちで自分自身と対峙してみてください。

柿本 恵都湖

柿本 恵都湖紙司柿本 女将

「読む、書く、聞く」半世紀くらい前の日本人は、この言葉に聞き覚えのある人達が多いのではと思います。今は「見る、調べる、話す」時代の流れでITがやって来てからそんな方法も有りかなと思う。
自分が書き、読み、人から聞いた言葉は左脳に留まっているらしい。
今、引きこもりやゲームにのめり込む人達が増える中、コミュニケーションを上手く取れない、人と関わることが少なくなってきた人達は、
少しの時間でいいから何か書いて!少しの時間でいいから本や好きなものを読んで!少しの時間でいいから人の話を聞いて!
きっと人生が変わるかもしれない。少し変わった自分が見えるかも…

岩下 修

岩下 修元立命館小学校国語教育アドバイザー /
名進研小学校国語科顧問

書いてみなはれ

とにかく書いてみなはれ。
一文書くことで次の一文が見えてくる。
思わぬ考えも生まれてくる。
一つ作文が書けたら、
つぎは、たくさん書いてみなはれ。
そして、ときどき書いたものを見直してみる。
作文を貫く共通項が見えてくるだろう。
それがあなたの思考のエンジン。
書くことで鍛えられたあなたの精神。
書くことほど苦楽しいことはない。
だから、とにかく書いてみなはれ。

※「苦楽しい」は河合隼雄氏の言葉

蟇田 吉昭

蟇田 吉昭株式会社博報堂 ビジネス開発局 スピーチライター /
クリエイティブプロデューサー

親指の第一関節に「仏様の目」があると教わったのは、大学生の頃でした。なるほどそこに目のようなシワがある。手相では「仏眼」というそうです。
手書きで文字を書く。すると仏様の目がじっと鉛筆を見つめています。私はそれを意識しながら文章の修行をしてきました。
「言の葉大賞」の公募作品を読むと私は皆さんの指にある「仏眼」を思いだすのです。そこに人を超えた崇高さがある。紙に刻まれた文字に仏のまごころを見るのです。

酒井 久美子

酒井 久美子DKSHジャパン株式会社
消費財事業部門 執行役員 事業部長

どうして漢字の練習をするのか
どうして作文を書くのか
どうして習字をするのか
自分の想いを人に伝えるのは難しい
一つの言葉が思わぬ誤解を招く事もある
言葉足らずで伝わらない事もある
自分の想いに合う言葉を探す
相手がわかる言葉を選ぶ
自分らしく書く
自分の言葉で書いた文章のパワーを感じる時がきっと来るはずです。
もっと自然に書けるようにしておけばよかったと思う瞬間があるはずです。
書く事できっと新しい発見があるはずです。